


「私なんかがいてもいいんでしょうか。」
尋ねる小林聡美に大学教授役の浅丘ルリ子が答えます。
「いてよし。」
2003年に放送されたTVドラマ「すいか」が今まわりでブームになっていて、それがひょんなことから西荻の雑貨屋さんに飛び火しました。
ネットの時代って時間も距離もひとっ飛びだなぁなんて何回目かの感慨にふけっているところです。
みんな違っていて、
そうして世界が出来上がっているんだなぁなどと、
最近はそんなことを思う機会が増えました。
*
透明になって、じっと世界を観察した。
数少ないけれど、
「みえてるよ」と合図を送ってくる人もいた。
そんなときは、慌てたり、嬉しかったり。
ベルリンでの、透明人間の記録です。
(「ひるねの木」あとがきより)
件の雑貨屋さんを介してお知り合いになった
建築家 星佳奈さんのベルリン日記「ひるねの木」の
取り扱いをはじめました。
「ひるねの木」いつもかばんに入れて持ち歩いていて、
くりかえしくりかえし読んでいます。
とても良いエッセイです。
2013.4.1発売
14.8×10.5cm 30page